コーチングに求められるスキルとは?欠かせない3原則と共にご紹介

公開日:2022/02/15  最終更新日:2022/02/17


企業が掲げている目標を達成したり、社員のスキルを向上させたりするためにはコーチングが非常に大切です。そのため、ビジネスシーンではコーチングが管理職のスキル向上や管理職候補を管理職に育てるために活用されます。そこで本記事では、コーチングに欠かせない3原則やコーチングスキルの磨き方を紹介します。

コーチングに欠かせない3原則

従来の日本の企業の多くは、トップダウン型と呼ばれるマネジメント方法が主流でした。トップダウン型とは、企業の社長や部長、チームリーダーなどが部下に対して指示を出すマネジメント方法のことです。また、トップダウン型は社員全員で価値観を統一できるということがメリットですが、価値観の多様化が進んでいる現代ではトップダウン型の指導方針が時代に合わないのではないかと考えている企業が増えています。

そこで、最近では社員それぞれが違う価値観を持つことを認め、社員の主体性を促すコーチングという指導方法が注目されています。そして、社員が主体性を持って働くことで、自分で考えて行動するという力が身に付くようです。そのため、コーチングを活用することで、トップダウン型のマネジメントを採用している企業よりも、社員の一人一人の能力が高まり、速いスピードでの企業成長が見込めるのです。

また、コーチングの主な方法は、相手の話を聞き、質問を投げかけたり提案したりすることで、相手の内面にある答えや考えを引き出すというものです。そして、相手に気づきを与えることで主体性を高めたり、自分自身で考えたりする力が身に付きます。

また、実際にコーチングを行う際、守るべき原則が3つあります。

まず1つ目は、双方向という意味のインタラクティブという考え方です。双方向のコミュニケーションを実現するための原則であり、一方的な指導にならないよう徹底する必要があります。

次に2つ目は、現在進行形という意味のオンゴーイングという考え方です。コーチングは一度で完了するものではなく、継続的に実施することで効果を発揮できるため、オンゴーイングが原則となっています。

最後に、個別適応という意味のテーラーメイドという考え方です。全員に同じ指導を行うのではなく、個人の考え方や価値観に合わせ、柔軟な対応が求められるというものです。つまり、コーチングでは3つの原則に基づき、画一的な指導ではなく、個人に合わせた柔軟な指導を継続的に行うことが重要視される指導法となります。

コーチングに必要な3つのスキル

コーチングを正しく行うためには、3つの原則を理解したうえで、さらに3つのスキルを習得することが求められます。3つのスキルとは、傾聴スキル・質問スキル・承認スキルのことを指すようです。

まず、傾聴スキルとは、ただ話を聞くだけのスキルではありません。相手の伝えたいことは何か、という本質的な部分を見抜く力が必要とされる高度なテクニックのことであり、相手が安心して話せるよう、聴く姿勢にも配慮することが大切です。

また、質問スキルもコーチングでは欠かすことのできない技術です。コーチングで求められる質問スキルは、相手に質問することによって、相手に気づきを与える質問のことを指します。つまり、情報収集や疑問解決のための質問は、コーチングでは質問になりません。また、コーチングは上司が部下に対して行うことが一般的です。そのため、質問が威圧的に感じないよう、対等なコミュニケーションが成立するよう気を付けることも重要です。

最後に承認スキルは、相手のことを褒めるスキルのことを指します。人間は誰しも褒められると嬉しく、相手から認められたいという欲求を抱えています。そこで、コーチングでは相手のことを積極的に褒め、評価されたという感情を与えることによってモチベーションをアップにつなげるのです。しかし承認スキルでは、誰にでも当てはまるような内容で褒めるのではなく、一人一人のパフォーマンスを見抜いて褒めるスキルが求められます。

コーチングスキルはどうすれば磨けるのか

コーチングのスキルを磨くためにスクールに通うという方法がありますが、日常生活の中でもスキルを磨くことができます。なぜなら、コーチングは普段行っているコミュニケーションを応用させることだからです。

そのため、人と会話するシーンにおいてコーチングで重要視されるスキルである傾聴・質問・承認の3つを意識してコミュニケーションを取ることで、コーチングスキルを磨くことができるのです。また、コーチングのスキルが高まれば、部下とのコミュニケーションが活発になり、部下が主体的に行動することが期待できます。

まとめ

コーチングは相手の話を聞き、質問したり提案したりすることで、相手に気づきを与えて主体性やモチベーションを向上させるマネジメントのことです。そこで、コーチングスキルを磨くためには、3つの原則について正しく理解したうえで、傾聴・質問・承認の3つのスキルを磨く必要があります。また、コーチングのスキルは、日常生活のコミュニケーションにおいて、常に3つのスキルを意識しておくことでも磨くことができます。

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