コーチングのプロを目指すなら資格を取得しよう!おすすめの資格を紹介
「コーチング」とは人の目標達成を支援するという意味で使われています。コーチングの技法はさまざまあり、多くの民間資格があります。コーチングのプロを目指すのであれば、コーチングの技法を体系的に学び、かつ資格の取得がおすすめです。今回は主要なコーチングの資格について紹介いたします。ぜひ参考にしてみてください。
ACC
■ICFが発行する3つの資格
ICFとはInternationalCoachingFoudation(国際コーチ連盟)で、世界基準のコーチングスキルに関する資格を発行する機関です。条件や実績などによって3段階にわかれており、ACC:(アソシエイト認定コーチ)が3つの資格の中での一番難易度が低く、比較的取得しやすい資格です。
■ACC資格認定の出願条件
ACC資格認定の主な出願条件は以下の通りです。
・ICFが認定するコーチングのトレーニング・プログラム(ACTP)の修了
・8人以上のクライアントと最低100時間(有料75時間)のコーチング経験
・コーチングの基礎的な知識があることを確認するためのテストの受験など
ACCはICFの基準ではまだプロコーチではありません。名前の通りアソシエイト(仲間)として「経験を積んだコーチ」ための資格であるといわれています。コーチングを生業とする上での信用を得るための第一歩の資格がACCです。資格者として認定後にはすぐコーチとして仕事を始めるレベルに達しているといわれています。
PCC
■プロフェッショナル・サーティファイド・コーチ
ACCの次の段階の資格がPCC(プロフェッショナル・サーティファイド・コーチ)です。ICFが認定する実績豊かなコーチであることを証明するものです。
■PCC資格認定の出願条件
PCC資格認定の主な出願条件は以下の通りです。
・ICFが認定するコーチ・トレーニング・プログラム(ACTP)の修了
・125時間以上のスクーリングや25人以上のクライアントとの500時間(有料450時間)のコーチング経験など
ACCからPCC資格を取得するには相当な量のトレーニングが必要となります。まさに国際的に認められた実績豊かなコーチ、その名の通りプロフェッショナルなコーチとして信用も高まります。
PCCを取得すると、コーチとして独立される方や本格的なビジネスとして位置付けている方なども多くいらっしゃいます。スクールの講師など、一気にコーチとしての活動の範囲が広がってきます。
MCC
■マスター・サーティファイド・コーチ(マスター認定コーチ)
ACC→PCCの次の段階、ICFが認定する資格の最高資格がMCCです。国際的に認められた熟練のコーチのための資格です。
■MCC資格認定の出願条件
MCC資格認定の主な出願条件は以下の通りです。
・200時間の専門トレーニングの修了
・10時間のメンターコーチング
・35名以上のクライアントと最低2,500時間(有料2,200時間)のコーチング経験
・コーチング実技審査
上記の条件はPCCの5倍以上の実績を積むことが必要です。取得にあたって、数年単位の長いスパンでの経験、計画が必要になります。コーチの中のコーチと呼ばれる最高峰の資格になります。しっかりとビジョンをもってコーチとして自己研磨する人が達成することが可能です。
MCCを取得すると世界的な信頼感を得ることができ、国際的な舞台で活躍される方も多くいます。自身で専門のコーチングスクールを開校し校長して後継者の育成に貢献する方も多数いらっしゃいます。
■ACTPプログラム
ICFコーチ認定資格であるACC、PCC、MCCを取得するための条件となっているスクーリング時間(60時間、125時間、200時間)を満たすためにはACTPを提供する団体として認定されたスクールが行うプログラムを受講し、修了する必要があります。各コーチングスクールが提供しているプログラムがどの認定資格を取得できるものなのかをしっかり確認して受講をおすすめします。
資格を取得するメリット
■コーチを職業とする際の信頼感
コーチングには各種団体が認定する資格が数多く存在します。その中でも世界最大規模のコーチ団体である「国際コーチング連盟(ICF)」が認定するICF資格は国際的にも信頼度の高い資格です。
厳格に各種の資格取得のために実践、コーチングの実績などの規定があり、資格取得者はコーチング高い技能力をもったプロフェッショナルとして、活躍することが可能です。コーチングスクールを選ぶ際にもICF資格者がどれだけいるのかという点も大きな検討材料になります。(ICF資格者が多いスクールは高い信頼感を得ることが可能です。)
クライアントの目標達成のための支援を行う、コーチング。その技法を用いて個人の成長や目標支援を生業として活躍するプロコーチになるためには、資格取得をまず目標にするのがおすすめです。そもそも国際コーチング連盟(ICF)認定の資格はその取得までの道のりがコーチング技能向上のための実践が条件となります。条件を満たした実践経験を積んだことが資格取得につながります。プロコーチとしての資格取得を目指しましょう。