ACCを取得したら次はPCC!取得するメリットや条件とは
コーチング技術を学び、かつ仕事として取り組むうえで、コーチング資格を取得することは非常に有益です。資格取得がそのまま技術向上につながります。ICF認定資格は3段階。入門資格であるACCを取得し、その後、ステップアップとして多くの人はPCCをめざします。今回はPCC取得方法、取得するうえでのメリットなどを紹介しましょう。
PCCとは
■ICF認定資格の第二段階
PCCはICF(国際コーチング連盟)が認定する3段階の資格のなかの2段階目の資格です。正式名称をプロフェッショナル・サーティファイド・コーチ)といいます。
国際的に認められた実績豊かなコーチのための資格です。第一歩のACC取得のためのプログラムを修了し、実践経験を積むことがプロコーチになるための第一歩。その次のステップとして目指すのがPCC。ACCでの経験を経てさらにコーチングスキルを向上させ取得を目指します。
PCC資格認定の出願条件
■PCCACTPPathPCC専門トレーニング申請
・ICF認定コーチ・トレーニング・プログラム(ACTP)の修了
・25人以上のクライアントとの500時間(うち有料450時間)のコーチングのログ
(コーチ専門トレーニングを受講し始めた移行のもので、そのうちの50時間は申請前の18か月以内に行われたものでなければいけない)
・コーチ・ナレッジ・アセスメント(CKA)の受験
・ICF本部会員:300USドル非会員:500USドル
・審査にかかる時間おおよそ4週間
■PCCACSTHPath専門トレーニング申請
・125時間以上のACTP/ACSTHプログラムとしてのコーチ専用のトレーニングを修了(ACSTH認定のプログラムである必要があり)
・25人以上のクライアントとの500時間(うち有料450時間)のコーチングのログ
(コーチ専門トレーニングを受講し始めた移行のもので、そのうちの50時間は申請前の18か月以内に行われたものでなければいけない)
・コーチングの実技審査(2コーチング・セッションの音声記録とそれを英語で書きおこしをしたものを申請書とともにアップロード)
・ICF本部会員:575USドル非会員:755USドル
・審査にかかる時間おおよそ14週間
■PCCPortfolioPathPCC証明書類提出申請
・125時間以上のコーチ専門トレーニングの修了と証明書類の提出
・10時間のメンター・コーチング記録のオンライン出願フォームへの入力
・25人以上のクライアントとの500時間(うち有料450時間)のコーチングのログ
(コーチ専門トレーニングを受講し始めた移行のもので、そのうちの50時間は申請前の18か月以内に行われたものでなければいけない)
・コーチングの実技審査(2コーチング・セッションの音声記録とそれを英語で書きおこしをしたものを申請書とともにアップロード)
・ICF本部会員:675USドル非会員:875USドル
・審査にかかる時間おおよそ18週間
PCCとして認定されるまでには、多くの時間を要しますが、これはすべて「国際的に認めらえた実績豊かなコーチ」になるための学びにつながります。PCC取得の過程で、コーチとしてどれだけ成長できるかが、ポイントになります。早く資格を取得するのだという視点ではなく、じっくりトレーニング、学習をすすめることがおすすめです。
PCCを取得するメリット
■プロコーチとしての経験の成果としてのPCC
専門のトレーニングを受講、修了し、25名以上のクライアント、500時間という長時間の実績を積んだのちに取得できるのがPCCです。ACCの取得も簡単ではないですが、ACC資格を持ちながら、プロコーチとしての実践、経験の成果がPCCとなります。この資格はACCの上位のグレードでICF認定資格取得者として、クライアントからの信頼感がさらに増します。
また、自身の実績を裏付けるものとして、コーチとしての大きな自信につながるでしょう。プロコーチとして独立し、ビジネスとして拡大する方や、スクールの講師として教壇に立たれる方もいます。コーチとしての実績の証明、資格取得自体がコーチとしての強みとして大いに活用することが可能です。
PCC取得者はさらに次のグレードである、コーチとしての最高峰資格のMCC取得が見えてきます。MCCはACC、PCCと比べてさらに道のりは長く難しく、ライフワークとしての学びという位置づけで取り組むべき、チャレンジとなります。PCC取得をきっかけにさらなる高みをめざし、コーチとしての成長を続けることで、より素晴らしいコーチになることできるでしょう。
ICF認定資格の2段階目のPCC(プロフェッショナル・サーティファイド・コーチ)は、取得自体がコーチとしての成長に直結します。多くのコーチング等を実施し、長時間のスクーリングの経験自身がまさにプロフェッショナルとしての証明。コーチスキルも非常に高いものになり、対外的にもコーチとしての信頼感はもちろん、自分自身としてもプロフェッショナルとしての自覚にもつながります。PCCとしてのさらに成長を続け、MCC取得のチャレンジをつづけていくことをおすすめします。