アセスメントは人材育成に役立つ?コーチングスキルを向上させよう!

公開日:2022/09/15  最終更新日:2022/08/29


大手企業に限らず、自治体や中小企業でも人材アセスメントの導入が当たり前の時代になりました。慢性的な人手不足に加え、欧米並みに転職や離職も増えた昨今、優秀な人材の育成や確保に向けて、強力な組織作りには必須のツールとして定着しつつあります。この記事では人材アセスメントやコーチングの持つ効能についてまとめています。

「人材アセスメント」とは

アセスメントとは「評価、査定」を意味する英語の「assessment」がカタカナ語として定着したものです。医療や看護分野におけるアセスメントや土地開発などにおける環境アセスメントと同様に、人材アセスメントは、組織強化や人材育成に有効なサービスとしての認識が広まっています。

人材育成の強力なツール

人材アセスメントは、企業や組織内での人材育成で大きな力を発揮するツールとして注目を集めています。人材アセスメントの手法は、戦前に欧米各国の軍組織などで採用された手法が起源と言われ、その後は欧米企業などを中心にサービスとしても一般化し、発展してきた歴史的経緯があります。

能力を公平に可視化する

人材アセスメントの大きな特徴は、個人の持つ能力を公平な観点から可視化できることにあります。人事評価において、会社内での人間関係などの影響を排除するのは難しく、ときにそれが組織内にあつれきをも生んでしまうのはよくあることです。第三者的視点の中立な立場で評価を行う人材アセスメントは、公平かつ透明性の高い評価となり、結果として組織内の風通しが良くなるなどの効果も期待できます。

単なる成果主義とは異なる観点

人材アセスメントは、日本企業でメジャーな成果主義の評価とは、根本的に評価の理念が異なります。「売上優先の結果、優秀な人材が埋もれる」「リーダーとしての適性より、派手な成果をあげた人物が優先的に出世してしまう」などの、成果主義にはありがちな事例を回避できる可能性があります。

ただし、人材アセスメント自体は、そのまま人事評価とするよりも、あくまで公平性や透明性を高めるツールとして活用されるほうが、その真価を発揮することでしょう。

人材アセスメントを導入する流れ

ここで、実際にどのように人材アセスメントを導入していくか、一般的な流れを順に説明します。人材アセスメントは強力なツールですが、やみくもに導入したからといって何かが大きく改善するようなサービスではありません。責任者がアセスメントの概要を理解し、導入目的に合った効果を得られているかを確認できる状況を用意する必要があります。

利用目的を明確にする

まず、人材アセスメントの導入目的と達成目標などをしっかりと定めるところから始めます。人材育成の効率化、人材配置の最適化、組織改革などの中から主目的を選択します。もちろん、複数の効果を期待しても構いませんが、最初に主目的を決めておくことで、後になっての修正もしやすくなります。

アセスメントの手法を決める

次に、定めた導入目的にもっとも有効なアセスメントの手法を選択します。アセスメントの手法は多数あり、目的別に効果も異なるので、ここでの選択は大切です。

結果の分析

アセスメントで得られた結果分析は、人材アセスメント導入においてもっとも重視すべき項目です。人材アセスメントによる分析結果は、単純に人事評価などに反映させるだけでなく、組織内で有効なデータとして蓄積され、組織としての強みや弱みの客観的な判断材料としても活用できます。そして、それらは組織全体の現状の把握や、今後の事業計画の策定時などにも大いに役立つことになります。

継続と定期的なアップデート

人材アセスメントはその特性上、中長期的な成長計画に基づく運用に適しています。継続しながら定期的にアップデートすることで、分析の精度がさらに上がります。

コーチングと人材アセスメントで実現できること

人材アセスメントはコーチング研修と同時に導入することで、相補的な効果が期待できます。以下に、いくつかの活用例を紹介します。

上司も部下も納得の人材育成

人材アセスメントの分析結果は第三者による客観的なものです。また、指導的立場にある上司がコーチングスキルを身につけることにより、それらはより公平に運用され、誰の目から見ても納得の人材育成へとつながります。

人材配置の最適化

人材配置の最適化は、人材アセスメントとコーチングが高い効果をあげる場面と言えます。アセスメントにより可視化された評価は、評価を受けた本人の自覚にもつながり、公平な評価のもとに納得の業務に配置することができ、部署の再編なども容易になります。

採用の効率アップ

人材アセスメントの導入は、組織として求める人物像やスキルをはっきりさせることができるので、採用時のミスマッチを大きく減らすことができます。また、コーチングスキルを身につけた指導役がつくことで離職率も下がるので、採用の効率は大きく上がるでしょう。

組織を強くする

人材アセスメントは、潜在的に優秀な人材の発掘でも力を発揮します。将来的にリーダーとして期待できる人物や特定の技能に適した人物を早めにピックアップし、適切なコーチングを施すのは、強い組織の理想と言えます。

まとめ

ここで見てきたように、人材アセスメントは評価を公平に可視化し、効率の良い人材育成に役立ちます。コーチングスキルとともに導入することは、組織運営の効率を上げ、現代型の強い組織作りにつながるため、少子化で人材不足の時代の経営者にとっては必ず検討しておきたい選択肢です。

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