似た言葉だけど何が違うの?コーチングとコンサルティングを比較

公開日:2022/03/15  最終更新日:2022/03/28


企業を成長させるためには、人材の育成が欠かすことのできない重要な要素です。そして、企業や部下を育成する方法として、コーチングやコンサルティングなどのマネジメント方法があります。そこで本記事では、コーチングとコンサルティングの違い、使い分けるメリットについて解説します。

コーチングとコンサルティングの違い

ビジネスシーンで活用されるマネジメントの方法にはさまざまな種類があります。そして、誰に対して行うのか、どのような知識やスキルを与えたいのかによってマネジメントの方法を選択することが重要です。

なぜなら、画一的なマネジメントでは、部下の育成につながらないことの加え、かえって部下のモチベーションを下げてしまう可能性があるからです。そのため、マネジメント方法の違いを理解しておくことは非常に重要なのです。

そこでまずは、コーチングとコンサルティングの違いについて解説します。コーチングとコンサルティングの最も大きな違いは、解決策を導き出す人が違うという点です。

たとえば、コーチングは、相手の中に解決策があるという前提で指導を行います。具体的には、来期に掲げている目標や目的を達成するための答えを相手から引き出すという方法です。つまり、指導者側から何かをアドバイスすることはないのです。そして、指導者は相手の話を傾聴し、質問を投げかけることで、相手に気づきを与えて相手が自分で解決策を見つけられるよう導きます。

一方、コンサルティングは、指導者側であるコンサルタントがクライアントに対して正しい答えを提示します。つまり、クライアントが答えを探す必要はありません。たとえば、企業が部下育成に悩んでいる、売上が伸びずに悩んでいるといったビジネス上の課題に対し、コンサルタントが持っている知識を活用して具体的に何をするべきかという行動指標を提示するのです。そのため、コンサルティングでは、クライアントがコンサルタントのことを信頼し、教えられた方法で問題解決に取り組みます。

従って、コーチングはクライアントが自分自身で答えを導けるようサポートするのに対し、コンサルティングでは、クライアントがコンサルタントのアドバイスに従うという点が大きな違いになります。

コンサルティングに期待できる効果

コンサルティングとは、クライアントの抱えているビジネス上の問題に対して、コンサルタントが解決策を提示する指導方法です。また、提示される解決策は抽象的なものではなく、具体的な行動指標が提示されます。そのため、クライアントは、提示された解決策を実践することで、スピーディかつシンプルに問題解決を実現する効果が期待できます。

一方、コーチングは相手の中にある答えを引き出すという指導方法であり、数回のコーチングで指導が完了するものではありません。そのため、コーチングを受ける相手が効果を得るためには、指導者と相手の双方が時間をかけて取り組む必要があるのです。また、コンサルティングは第三者であるコンサルタントが提示する解決策から、自分自身では発見することのできない新たな気づきを得られる効果も期待できます。

コーチングとコンサルティングを使い分けるメリット

コーチングとコンサルティングはビジネスシーンでよく利用される指導方法ですが、双方の違いを理解し、業務内容やクライアント、どのような解決策を望んでいるのかによって使い分けることが大切です。

たとえば、クライアントの中にある答えを引き出すことが得意なコーチングは、商談時にクライアントのニーズを引き出すことにも役立てることができます。そのため、商談ですでに顕在化しているニーズと、コーチングによって引き出した潜在的なニーズの双方のニーズを理解し、本当に求めているサービスを提供できるのです。

またクライアントのニーズを理解した上で提案ができると、信頼度も向上させることができます。そして、クライアントからの信頼度が向上すると、コンサルティングしやすくなるのです。また、コーチングとコンサルティングを効果的に使い分けると、指導者側であるコーチとクライアントの双方が成長できる環境を生み出します。

なぜなら、コーチングによってクライアントから引き出した答えによって、コーチ、クライアントの両方に新たな発見を与えるからです。つまり、コーチングとコンサルティングを効果的に活用できれば、クライアントだけでなく、指導者であるコーチやコンサルタントも成長できるというメリットがあるのです。

 

コーチングとコンサルティングは、問題に対して誰が答えを出すかという点が最も大きな違いです。そして、どちらかが正しい指導法だというわけではありません。どちらも優れた指導法であり、何を解決したいか、誰に行うのかなどを考慮して指導方法を使い分けることが大切なのです。また、コーチングとコンサルティングを使い分けることができれば、指導者とクライアントの双方が成長できる環境を実現できます。

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