コーチとして何をすべき?目指すべきコーチの姿とは

公開日:2022/10/15  最終更新日:2022/10/05


傾聴、承認、質問などのスキルを持ったコーチングのコーチは、近年多くの企業から求められる存在となっています。しかし、コーチにはいったいどのようなことが求められているのでしょうか。ここではコーチングのコーチに求められること、コーチは何をすべきなのか、どのような姿を目指すべきなのかを解説していきます。

経営者からも同期・部下からも信頼されること

経営者に信頼されるために必要なことは、コーチングによって会社に利益をもたらすことです。企業の経営者は価値観やこだわり、信念などをもとに経営理念を持ち、社会に対して果たすべき使命をミッションとして定め、事業を通して実現したいビジョンを打ち出さなくてはなりません。会社は経営理念、ミッション、ビジョンを社内全体で共有し、その実現に向け行動をしていきます。

コーチに求められるのはコーチングスキルを使ってどのように社内の風土を構築し、ミッション達成やビジョン実現に向けた行動を後押しできるのかという点です。経営者の話を充分に聞いて会社のことを深く理解することで、経営者の考える会社の未来像が見えてきます。この対話を通じて、コーチは経営者からの信頼を得ていくのです。

コーチングを通じて、指示待ちのメンバーが自ら考えて行動できるようにサポートをしたり、自分の意見を会議で発表したり、上司や同僚に自分の意見について相談したりできるメンバーを増やすことができるということを理解してもらいましょう。上司や同僚、部下から信頼されるために必要なことは、コーチとして全力でサポートをすること、中途半端な状態で諦めてしまわないこと、無理やり引っ張る行為をしないことなどがあります。

コーチングはあくまで行動変革のための気づきを与えるものです。継続したフォローを行うことで、部下や同僚からも信頼されるコーチになることができます。曖昧な知識でコーチングを行うとかえって不信感を招くこともあるので注意が必要です。しっかりとトレーニングをしたうえでコーチングを行うようにしましょう。

クライアントに好かれることも大切

コーチはクライアントに好きになってもらうことも重要です。クライアントはもともと答えを持っています。一見すると答えを求めているように感じられるかもしれませんが、実際には答えはクライアント自身のなかにあるので、コーチに必要とされるのはその自身が持っている答えを表に出すための手助けです。

「どうしたらいいかわからないから教えてほしい」という人もいますが、その人自身のことを一番よくわかっているのはその人本人。コーチはクライアントの話をしっかりと聞いて、クライアントのことを承認し、質問を重ねていくことでクライアントが本当に考えていることを一緒に見つけていかなくてはなりません。

承認や傾聴によってクライアントとの良好な関係も築くことができます。自分も気づいていなかった自分が求めていることを見つけると、それまでのよく分からないモヤモヤが解消されて進むべき道があきらかになります。その状態になるとモチベーション高くまっすぐに仕事に向き合うことができ、当然成果にもつながっていくでしょう。コーチは「自分がその状態になる支援をしてくれた人」として大きな信頼を得ることができます。

適切な営業・クレーム処理ができるとなおよし!

コーチングのコーチは自分のコーチングがいかにメリットのある手法かということを広く啓蒙していくことも必要です。コーチングをなりわいにしていくのであれば、自分でコーチング講座を企画し、マーケティングやPRで集客する営業スキルも求められます。営業にコーチが同席して、相手先にあわせたコーチングを提供することも必要です。コーチングの仕事においてもクレームやトラブルが発生することもあります。

コーチングは人を相手にした仕事なので、感情的になってしまったり、人間関係がこじれたりということも。そうした状況に直面したとき、コーチはしっかりと問題を解決に導かなくてはなりません。クレーム対応は気持ちのよい仕事ではありませんが、落ち込みすぎずプラスに切り替えるタフネスも大切です。

営業、PR、クレーム対応などはコーチングとは遠い仕事のように考えている方もいますが、そんなことはありません。コーチングを仕事にしたいと考えているのであれば思っている以上にいろいろなスキルを身につける必要があるのです。とはいえ身構える必要はありません。上述したスキルはコーチングでなくても仕事をしていくうえで必要とされる能力のひとつです。あまり気負いすぎると継続も難しくなるので、自分のできる範囲でできることを精一杯やることを大切にするといいでしょう。

まとめ

コーチングを本格的に学びたい、将来的にコーチングで食べていきたいと考えているのであれば目指すべきコーチ像や身につけるべきスキルをはっきりさせておいたほうが、目標に向かいやすくなります。自分にとっての尊敬できるコーチを見つけるのもおすすめです。コーチングは多くの人のモチベーションを高めたり、キャリアを形成したりしていくうえでとても有効な手段のひとつ。こちらで紹介した内容も参考に、よいコーチを目指してください。

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